冷めたコーヒー

Weniger, aber besser

LaTeX + Beamer + Amsterdam

f:id:mirucacule:20190923071309j:plain

Beamer

LaTeX を使ってスライドを作る場合,Beamer と呼ばれるクラスを使用するのが一般的であると思われる.Beamer では,様々なテーマが公開されており,ユーザは好みに応じて選択することができる.個人的によく見かけるテーマとしては:

などである.他のテーマとしては,Beamer theme gallery などに幾つか載っている.

Amsterdam

さて,Beamer のテーマとしてAmsterdamというものがある.今回は,このテーマを用いるまでの手順を示す.

手順1:スタイルファイルの取得

LaTeX Beamer Themes からスタイルファイルbeamerthemeAmsterdam.styを取得する.

手順2:スタイルファイルを置くフォルダの作成

手順1で取得したスタイルファイルを保存するフォルダを作成します.場所は環境に依存するので一概に言えませんが,TeX Live 2017 をインストール済みの MacOS を前提に話を進めます.まず,以下のディレクトリに移動します.

cd /usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/theme 

次に,カレントディレクトリにおいて,Amsterdamというフォルダを作成します.

mkdir Amsterdam

後は,現在作成したAmsterdamというフォルダに,手順1で取得したスタイルファイルを保存します.

手順3:texhashの実行

ターミナル上でtexhashを実行します.

おわりに

こんな面倒なことをしなくても,スタイルファイルbeamerthemeAmsterdam.stytex ファイルと同じディレクトリに置けば済む話なのですが,毎回スライドを作る度にそのようなことをするのは面倒なので,上記のような方法をとっています.

参考